時期別・不安、気がかりQ&A:0~3か月

  • 2017/3/14

時期別・不安、気がかりQ&A:0~3か月

初めての育児では、ささいなことが不安や心配のタネになります。
多くのパパ・ママが気になっていることをまとめてみました。

Q:音がしているのに反応しないようです。
A:ときどきビクっとするようなら聞こえています。ただしどんな音がしても全く反応しないようなら、早めに小児科を受診して聴覚検査を受けましょう。

Q:頭の形がいびつです。向き癖が悪いせいでしょうか?
A:ほとんどのケースでは、自分で首を動かせるようになると、少しずつ直ってその子本来の頭の形になっていきます。様子をみても直らない場合は、頭の形を矯正する枕やクッションを使う、お風呂以外の時間はずっと専用のヘルメットをかぶらせておく、などの療法があります。一度小児科へ相談してみましょう。

Q:耳の横に小さな穴があいています。
A:胎児期に耳が出来るときのなごりです。基本的にはそのままにしておいてかまいませんが、細菌感染を繰り返し、膿が出てジクジクしているようなら穴をふさぐ手術をすることもあります。

Q:反り返りの度合いが強いような気がします。
A:嫌がるときにグーンと反り返るのはまず心配ありません。脳性まひの赤ちゃんの反り返りは、本人の意思とは無関係に体がかたく突っ張り、緊張するのが特徴です。

Q:しょっちゅうしゃっくりが出ます。
A:しゃっくりは横隔膜のけいれんで、低月齢の赤ちゃんによく見られます。赤ちゃんは苦しいわけではないので心配しないでください。あまりに長く続くようなら、抱っこして背中をやさしくトントンとしてあげてもいいでしょう。

Q:真っ赤な顔をしていきむのですが。
A:生まれたばかりの赤ちゃんは、何をするにも加減がわからない状態です。おそらく苦しいからではなく、いきみたくていきんでいるのでしょう。とりたてて心配することはありません。

Q:ゲップが出ません。出ないまま寝かせても大丈夫?
A:しばらくトントンしても出ないようなら、上手に飲めていることかもしれませんので寝かせてかまいません。赤ちゃんののどを伸ばすようにしてあごを軽く上げ、少し前かがみの姿勢でトントンすると出やすくなるようです。

Q:車の振動が脳に影響することはありませんか?
A:車の振動で脳の発達は阻害されることはまずありませんが、赤ちゃんを乗せるときは月齢に合ったチャイルドシートを使いましょう。

Q:呼吸がとても速いように思います。
A:呼吸が1分間に50~60回を超えず、元気なら様子をみてください。赤ちゃんは呼吸機能が未熟なため、不十分さを補うために速くなります。1分間に50~60回を超え、うめいたり鼻がピクピクしているようなら至急受診を。また、おっぱいやミルクの飲みが悪い、機嫌が悪いときにも早めの受診を。そうした様子がないようなら心配はいらないでしょう。

Q:足を触るといつも冷たいのですが。
A:季節にもよりますが、まずは体をあたためる工夫をしてみましょう。手足が冷たいときは体の中心部を温めると効果的で、おなかにタオルを一枚かける、ベストを着せるといった方法がおすすめです。ただし、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、寒くなくても手足が冷たいこともあります。また、汗ばむようなら温めすぎです。

Q:授乳中ですが、風邪薬は飲んでも母乳に影響はない?
A:母親が薬を飲んだとき、母乳に移行する量は0.5~1%ほどと言われています。市販の風邪薬であれば、用法・用量を守って飲めばほとんど問題ないでしょう。ただし、医師の処方薬については必ず医師に授乳中であることを伝え、そのうえで出されたお薬を飲むようにしてください。気を付けなくてはいけない薬は、ホルモン薬や免疫抑制剤、抗がん剤などがあります。

記事:一般社団法人うちナース

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