「こどもと親の貧困」放っておけへん！

「こどもと親の貧困」問題が大きな社会問題となり、大人として胸を痛めていました。そんな中で、「これは放っておけへん！私たちも取り組もう！」と、神戸市長田区の軽食喫茶「若草物語」とその常連客、そして取り組みを準備する中で結びついたさまざまな大人たちが、力を合わせて始めたのが「はぐくみ」です。
最初の取り組みを「こども食堂」と決め、２０１６年２月ごろから準備を重ね、４月から毎月第３土曜日、１１時３０分～１４時３０分、「若草物語」でこども食堂の取り組みを始めました。

日本の社会から、愛情と時間をかけて人を育てる「はぐくみ」が薄らいで行ってしまっているように思います。その帰結が、子どもを取り巻く環境の荒廃（いじめの蔓延など）であり、大人社会の病理（職場の荒廃・メンタルヘルスやハラスメントの増加など）であり、社会政策の破たん（社会保障削減など）という形で表れているのではないでしょうか。私たちは、取り組みを通じて、地域で、子どもと親をみんなで守り、はぐくみあえる社会を作る力になりたいと願っています