養育費について【養育費とは】

  • 2018/4/10
そもそも養育費って?

養育費とは、子どもが社会的に自立するまでに必要な生活費のことです。
衣食住など、生活に必要な経費はもちろん、教育費や医療費も含まれます。

養育費とは、一般的に親権の無い親、すなわち一緒に住んでいない親が支払うというイメージが強いことでしょう。
けれど、父親、もしくは母親、そして親権や監護権を持っている、もしくは持っていないにかかわらず、支払う義務が生じます。それは、親の生活と同じ水準の生活を保障しなくてはいけないという「生活保持義務」という強い義務のもとに考えられているからです。

親の生活に余裕が無い人はもちろん、極端な例では自己破産をした人でも、この養育費の負担をする義務はなくなりません。

「父母の扶養義務」って?

「養育費って、収入の多い父親の方が払うんじゃないの?」
「一緒に住んでいない親の方が払うんでしょ?」

そんなイメージを持つ人も多いことでしょう。
ここでは、夫婦がどんな風に養育費を支払う義務が定められているのかについて、見て行きましょう。

平成23年の民法改正により、離婚のときに夫婦が取り決める事柄として、「面会交流」、「養育費の分担」が明文化されました。また、平成15年4月に母子及び寡婦福祉法(平成26年4月母子及び父子並びに寡婦福祉法に改正)において扶養義務の履行が規定されました。
これにより、養育費は夫婦の経済状況などを考慮しながら2人で負担していくもの。そして、子どもが心身ともに健やかに成長するための当然の責任ということがあらためて示されています。

 

 
   

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